ウェーブコントロールとは
ウェーブコントロールとは、レーンにやってくるミニオンたちへの攻撃やアグロを管理することでミニオンウェーブの押し引きをコントロールすることです。
ウェーブコントロールは一見複雑そうですが、幾つかのシンプルな考え方の組み合わせで出来ています。今回は基礎基本となる部分を紹介してきます。
ウェーブコントロールの基本と実践方法
ウェーブを押す、ウェーブプッシュ
ウェーブプッシュはウェーブを相手陣地側に押すことです。プッシュするなどとも表現されます。
ウェーブプッシュをするには、自陣ミニオンより相手ミニオンの方が少ない状態にする必要があります。そのためレーニングにおいてウェーブを押すためには、相手よりも積極的にミニオンにAAやスキルを使うことが必要です。
また、押せているウェーブのことをプッシュウェーブとも呼びます。
ウェーブを引く
ウェーブを引くとは、ウェーブプッシュの逆でウェーブを自陣側に引くことです。プルするとも表現されます。
ウェーブを引くためには、ウェーブプッシュの逆に相手側のミニオンが多い状態を維持する必要があります。つまり、相手よりもミニオンにAAやスキルを当てる頻度を少なくすることでウェーブを引くことができます。基本的にウェーブを引きたい場合には、ミニオンのラストヒットだけを取るようにします。
ウェーブをリセットする
ウェーブのリセットとは、レーンの真ん中でミニオン同士がぶつかる様にウェーブを素早く押し込んだり、相手のミニオンをタワーで焼き切ったりすることです。
例えば、相手レーナ―をソロキルした後、体力に余裕があれば相手ミニオンを素早く倒し切って自軍ミニオンを相手タワーに押し付けることができます。このようにすると押し込んだウェーブは自分が返ってくる頃には再びレーンの真ん中あたりでミニオン同士がぶつかるようになっています。
このように最終的にウェーブがぶつかる位置をレーンの真ん中に戻すことをウェーブのリセットと呼びます。
レーンフリーズ
レーンフリーズはウェーブの位置を固め動かさないようにする戦略です。レーンをフリーズするというようにも使われます。
安全にCSを取れ、相手がCSを取るためにリスクを冒す必要のあるタワーの近くでレーンをフリーズするのが一般的です。
レーンをフリーズするためには、まずはウェーブを引く必要があります。ウェーブを引けそうになったら相手のミニオンが常に多い状態を維持します。3~4体ほどのミニオンが多い状態を維持することでレーンをフリーズすることができます。
相手のミニオンが多すぎる場合には間引いたり、味方ミニオンが来るまで自分でミニオンの攻撃を受けることで自タワーに敵ミニオンが焼かれないように工夫しましょう。
レーンをフリーズすると相手は、こちらのタワー近くでCSを取らなくてはいけません。こうなると、相手はジャングラーからのガンクを警戒したり、ゾーニングのプレッシャーを受けることになります。ただし、相手が上手くなるにつれて、相手ジャングラーと連携してタワーダイブをしてくる可能性もあるため相手のビッグウェーブには注意しましょう。
スロープッシュ
スロープッシュはその名の通りゆっくりとプッシュすることです。スロープッシュをするとプッシュに時間がかかるため、複数のウェーブのミニオンが溜まりビッグウェーブをつくることができます。
スロープッシュは基本的にレーンの主導権が取れているときに行える戦略で、最終的にビッグウェーブを相手に押し付け、タワーダイブをしたり、対応している時間でロームやリコールをするなど相手と差を付けるための行動をします。
スロープッシュでビッグウェーブをつくるには、まだ前のウェーブが残っているのに次のウェーブが来ている状態で相手ミニオンのラストヒットだけを取るようにしつつ相手のウェーブが先に無くなるようにする必要があります。
ウェーブコントロールを行う目的
ウェーブコントロールを行う目的は、相手とゴールドや経験値での差をつけるためです。ゴールドはもちろんのこと、特に序盤の経験値差、レベル差はレーニングに大きく影響を及ぼします。
適切なタイミングで適切なウェーブコントロールができるとより大きく相手と差をつけることができます。
例えばソロキル後にウェーブをタワー押し付けることでキルのゴールド分だけでなく、相手は押し付けられたウェーブの経験値とゴールドの分まで差が出来るというわけです。
このように相手にどれだけウェーブをロストさせられるかというのがウェーブコントロールを考える上で重要なポイントになっています。基本的な要素さえ頭に入れておけばその状況に合わせて適切なウェーブコントロールは何か考えたり、後から検討できるようになり成長につながりますので是非今回の内容をしっかり理解してみてください。
まとめ
ウェーブコントロールはCSと並んで基本にして奥義ともいえるような重要な内容です。もちろん相手をソロキルするメカニクスがあればレーンで勝つことはできますが、ウェーブコントロールができるようになると、より相手との差を大きく開かせることができるようになります。
是非今回の内容を参考にしてみてください。
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