MMRとは？
MMRとは、LoLの対戦マッチングを行う際に利用されている指標です。
マッチメイキングレートの略で、内部レートのことを指します。
MMRは基本的に隠された情報であり、一般のユーザーが確認することはできません。
MMRを使って公正なマッチングをしている
LoLではこのMMRを用いて両チームで技量が同じくらいになるように対戦のマッチングを行っています。
MMRはチーム単位で同じぐらいになるようにマッチングされるとされており、例えば自分よりもランクの高いプレイヤーと一緒にランク戦に行くと普段1人でプレイするよりもランクの高い相手と当たるという経験をしたことがある方もいるでしょう。
MMRとランクの違い
MMRもランクやLPと同様に、勝てば上がり、負ければ下がる流動的な数値です。
Riotはランクが、MMRと比較してより流動的なものであることを認めており、プレイヤーの総合的なスキルレベルのポテンシャルへ到達するまでの現在の位置を示すものであるとしています。
つまり、MMRとランクの違いはただ見える数値かどうかというだけでなく、流動性の高さやプレイヤーのスキルレベルをどれくらい的確に表しているかにもあるということでしょう。
例えば、連敗しつづけると獲得LP量が減ってしまうという現象は、連敗によって流動性の低いMMRも数値が低下してしまい、MMRと実際のレートが近くなることで起きると考えることができます。
自分のMMRは確認できる？
自分のMMRの正確な数値は確認することができません。しかし、獲得・減少LPを参照することでMMRと実際のランクの相対的な位置づけを確認することができます。
獲得LPと減少LPがほぼ同じ
獲得LPと減少LPがほぼ同じ場合、ほぼ同じ実力のプレイヤーたちとマッチングしているということになります。これはMMRと実際のランクが釣り合っていることを意味します。
獲得LPが多く、減少LPが少ない
獲得LPが多く、減少LPが少ない場合、MMRに比べて実際のランクが低いことが多いとされています。これは、LPのシステムが、あなたを早く適正なレートへ押し上げ、公正なマッチメイキングを行うために起きる事象です。
このようなことは、特にシーズン序盤のランクリセット直後によく起こります。
獲得LPが少なく、減少LPが多い
獲得LPが少なく、減少LPが多い場合、MMRと比べて実際のランクが高いことが多いとされています。これは連敗しつづけてしまうと起こる現象です。この現象は勝率が50％に近づくまで起こるとされています。
キューごとのMMR
LoLにはいくつかのモードがありますが、ノーマル、ソロ/デュオランク、フレックスランクではそれぞれ別のMMRが実装されています。例えば、フレックスランクで連敗してもソロ/デュオランクのMMRには影響はありません。
ただし、初めてのランク振り分け戦ではノーマルのMMRが考慮されます。
まとめ
今回はMMRについて解説しました。MMRはマッチメイキングに使われる裏のデータであるため、正確な値は確認できません。
しかし、LoLのLPシステムはMMRと実際のランクを一致させる方向にLPの増減を行っているため、これを理解すると実際のランクに対してMMRがどの程度なのかを理解できます。
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