『リーグ・オブ・レジェンド』のパッチ26.20のパッチノートが公開されました。Worlds 2026で使用される最後の調整パッチで、プロシーンで定番のアンベッサやアッシュ、カ・サンテ、ユナラが弱体化される一方、ヴェインやルシアン、リリア、キンドレッドなどが強化されています。ヘクステック ロケットベルトの再調整に加え、自分が参加した試合以外のリプレイをダウンロードできなくなる「プライベートリプレイ」も導入されました。
Worlds環境を見据えたチャンピオン調整
弱体側でまず目を引くのがボットレーンです。アッシュはプロシーンで最高峰のマークスマンでありながら、ユーティリティー性能に対してダメージが高すぎるとして、レベルアップごとの攻撃力増加量が3.5から3に下げられました。ユナラは、お互いに何もせずファームに徹するハイパースケーリングがWorldsのメタの主流になるのを避けたいとの理由で、Q「精神修養」の通常攻撃時効果のダメージが各ランク2ずつ減り、W「裁きの弧」のスロウ効果は他のスロウ効果とスタックしなくなります。
アンベッサは試合終盤の火力が安定しすぎているとして、固有スキル「ドレイクハウンドの猛攻」のダメージが5~30(+増加攻撃力の25%)から5~25(+増加攻撃力の20%)に変更されました。カ・サンテはW「切り開く猛進」のマナコストが各ランク5増え、ダメージ軽減率が基本形態で30%から25%、オールアウト形態で75%から70%に下がります。カシオペアも序盤のレーン戦が依然として強いとして、基本体力が630から610、基本マナが480から450に下げられました。
強化側では、ヴェインがボットレーンでハラスに耐えられるよう5秒ごとの体力自動回復量が4+0.5/レベルから5.5+0.4/レベルになり、Q「タンブル」のマナコストは46~30から一律30に戻されました。ルシアンは前回のミッド向け調整がボットの弱体化になってしまったとして、レベルアップごとの攻撃力増加量が2.5から2.9に引き上げられています。
リリアはR「夢見の子守唄」の効果時間が2.5秒から2.5/2.75/3秒に延長されました。キンドレッドはW「狼の激昂」のモンスターに対するダメージ補正が150%から165%、E「忍び寄る恐怖」のスロウ効果時間が1秒から1.5秒になる一方、Eで小型モンスターを対象指定できなくなります。このほか、ダイアナ、モルデカイザー、スモルダー、スウェイン、タム・ケンチにも強化が入りました。ケネンとニーコは、ロケットベルトの変更で受ける影響の補填として強化されています。
ロケットベルトの再調整とアイテム変更
ヘクステック ロケットベルトは、エンゲージよりも逃げるために使われることが多くなりすぎているとして、スキルヘイストが20から10に半減しました。その代わり、発動効果のダメージは100(+魔力の10%)から135(+魔力の15%)に上がり、オールインでこのアイテムに頼る魔力型ブルーザーが攻めた行動を取るメリットを高める調整になっています。
実験的ヘクスプレートは、トップレーンで遠隔チャンピオンが真っ先に購入した場合の耐久力と脅威が高すぎるとして、遠隔チャンピオンへの効果量が70%から50%に下がりました。攻撃速度は35%から25%、移動速度は14%から10%になります。ルナーン ハリケーンは強化されすぎていたとして、矢ごとのダメージの攻撃力反映率が65%から60%に戻されました。
あわせて、スコアボード上のアイテムの数値表示も整理されました。デス ダンスやクラーケン スレイヤーなど多くのアイテムのアイコンカウンターが非表示になり、女神の涙系アイテムやメジャイ ソウルスティーラーのように戦略上重要なアイテムの数値は引き続き表示されます。
プライベートリプレイを導入
今回のパッチから、リプレイには自分がプレイした試合のものしかアクセスできなくなりました。他のプレイヤーが自分のリプレイをダウンロードすることはできず、サードパーティーのアプリやサイトもリプレイのダウンロードに一切アクセスできなくなります。Riotは、サードパーティーによるゲームメモリへのアクセス制限とあわせた措置で、チート開発者などが不正なツールの作成に悪用していたセキュリティー上の脆弱性に対処するためだと説明しています。リーグクライアントから自分の試合のリプレイをダウンロード・視聴してVODレビューすることには影響しません。
クラシックとメイヘムの更新
リーグ クラシックには、エイトロックス、ケイトリン、イレリア、カルマ、クインの5体が新たに追加されました。クラシック内のバランス調整としては、フィオラ、グレイブス、フィズが弱体化、ケネンとノーチラスが強化されています。なお、Act IIバトルパスはパッチ26.21で登場すると案内されています。ランダムミッド:メイヘムでは、バードやガレン、リー・シンなどのチャンピオンが強化され、一部オーグメントには使いやすさを高める調整が入りました。
トリスターナのスキンに日本語ボイス
発売時から実装が遅れていた『覚醒せし伝説トリスターナ』と『不滅なる伝説トリスターナ』の専用日本語ボイスは、10月7日(水)配信予定のパッチ26.20で実装されると案内されています。また、HEARTSTEEL Live My Lifeのスキン群とプレステージ クラシックバロン コグ=マウは、太平洋時間の10月7日にリリース予定です。
まとめ
パッチ26.20は、プロシーンで突出したチャンピオンを抑えつつ、使用率の低いチャンピオンを底上げするWorlds直前らしい内容です。なお、事前のフルプレビューで調整対象から外されたサイラスとヴァルスは、パッチノートのチャンピオン調整にも含まれていません。Worldsでこのパッチがどのようなメタを生むのかが注目されます。
