エンゲージとディスエンゲージ、LoLの集団戦における重要なポイント
今回はLoLの基本用語の中でも集団戦の解説などでよく聞く「エンゲージ」「ディスエンゲージ」という用語について紹介します。
エンゲージとディスエンゲージを理解することで、チーム構成というものがどのような構造をしているのかを知る一端となるはずです。実際のゲームプレイでもプロシーンを観戦する場合でも知っておいて損はない知識ですのでしっかり確認しておきましょう。
「エンゲージ」とは
LoLにおけるエンゲージとは、「集団戦のきっかけとなるプレイ」のことです。
エンゲージは英語だとEngageとして、「交戦する、戦闘する」といった意味があります。
また、同様の意味の言葉にイニシエート(Initiate)というものもあります。Initiateは英語で開始するというような意味でありエンゲージと同様に集団戦の開始やそのきっかけとなるプレイについて使われます。
多くの場合エンゲージを行うのはタンクやサポートのようなチャンピオンの仕事になることが多いです。
これは、タンクやサポートといったチャンピオンがエンゲージに適したCCのあるスキルを持っていることが多いからです。
例えば、マルファイトのアルティメットスキルはAoEのノックアップがあり、上手く当てることができればその後の集団戦を有利に進めることができます。
どんなときにエンゲージを行うのか
エンゲージを行うべき時とは、すなわち集団戦に勝てるときです。
たとえば、大きくゴールド差をつけているときや人数差やクールダウンが挙がっているスキルの数で優っているときなどです。
さらにいえば、よい形でエンゲージを行うと相手チャンピオンに対してCCが当たっている有利な状態で集団戦が始まることになります。そのため、もしチームがゲームを通して劣勢であっても相手の隙をついてエンゲージを行えば逆転の可能性もあるのです。
エンゲージが得意なチャンピオンたち
先ほど、エンゲージを行うのはサポートやタンクが多いと紹介しましたが具体的にはどのようなチャンピオンがエンゲージが得意なのでしょうか。
タンクやサポートとして代表的なエンゲージが得意なチャンピオンには、マルファイト、ジャーバンⅣ、オーン、アリスター、マオカイ、レオナ、アムムなどが挙げられます。
これらのチャンピオンの共通点は、タンクとして十分な耐久力があることと、強力なAoECCを持っているということです。
また、強力なCCを当てたり、当てた後敵に対して組み付くためのスキルやCCを持っているというのもエンゲージした後の集団戦をうまく進めていけるタンク・サポート系チャンピオンの特徴となっています。
これらのチャンピオンに加え、一部のADCもエンゲージを行うことができます。
例えば、アッシュやヴァルスなどがその代表的なチャンピオンです。
彼らはどちらもアルティメットスキルで長射程のCCスキルを持っています。遠くからいきなりCCを当てて一気に集団戦に持ち込むということが強みでプロシーンでも活躍しています。
「ディスエンゲージ」とは?
ディスエンゲージとは、エンゲージの対となる言葉で、相手のエンゲージを回避したり、いなしたりすることを指します。
ディスエンゲージもエンゲージ同様得意なチャンピオンやスキルが存在しています。
ディスエンゲージはいつするのか
ディスエンゲージを行うのは、相手と集団戦を行いたくないときです。
特にディスエンゲージが重宝されるのはチーム全体でポーク構成を取っているときです。
ポーク構成とは、相手を遠距離攻撃でチクチクしながら体力の有利を作り、その有利を使ってオブジェクトの獲得など勝利へとつなげていく構成のことです。そして往々にしてポーク系のチャンピオンはエンゲージされて敵チャンピオンに懐に入られるとなにもできません。そこでディスエンゲージで相手が集団線を仕掛けてくるところを回避する必要があるのです。
ディスエンゲージが得意なチャンピオン
ディスエンゲージが得意なチャンピオンは、戦いに来る敵チャンピオンを前に踏み込ませないようなスキルを持っているチャンピオンになります。
例えば、強力なノックアップのアルティメットスキルを持つブラウムやアルティメットスキルで敵を大きく吹っ飛ばすことができるポッピーなどが挙げられます。
気付いた方もいるかもしれませんが、エンゲージのスキルとディスエンゲージのスキルはその特徴が似ており、状況によってどちらとしても使われることがあります。
例えば、ヴァルスはポークチャンピオンとして代表的ですし、アルティメットスキルはエンゲージにもディスエンゲージにも使うことができます。
ナミのアルティメットスキルは、飛び込んでくる敵をいなすのにもってこいのスキルですが、パッシブによる移動速度増加が他のスキルの倍になるため逆にエンゲージしていく際にも有効です。
このようにエンゲージとディスエンゲージのパーツはそれぞれ似ており、表裏一体になっているのです。
まとめ
・エンゲージは「集団線のきっかけとなるプレイ」
・ディスエンゲージは「エンゲージを拒否するプレイ」
今回はエンゲージとディスエンゲージについて解説しました。
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